Poljot (パリョート)

(2004/7/18, 2004/11/20, 2008/3/27)

パリョート(ポレオット)はロシアの時計メーカーです.とにかく,スイス製・ドイツ製と比較にならないほど安価な時計を作っています.90年代,特にソ連崩壊前後は,品質に難有りだったようで,その噂を聞いた私も手を出しあぐねていました.ただ,最近の品質向上には目を見張るものがあると思います.

コスモナートのウォッチビートNo.4「Dig in the world」によると,パリョートは,19世紀後半より「キーロフスキー」と呼ばれた工場が歴史の始まりで,これが,1930年,モスクワ第一時計工場(1MWF)となりました.第二次世界大戦中は一時工場をチスターポリに移転しましたが,戦後はモスクワに戻り,モスクワ第一時計工場を再開して国内販売を開始しました.なお,移転したチスターボリの工場は独自の時計製造を続け,後にボストーク(意味は東方)となったそうです.そして,1961年,シュトゥルマンスキーをはめたユーリ・ガガリーンによる人類初の宇宙飛行士を記念し,社名をパリョート(意味は飛行士)と変更し,現在に至っています.

パリョートの魅力は,まず,スイス製・ドイツ製・日本製のどの時計にも似ていないデザインにあると思います.特に,ロシア・アヴァンギャルドとも言うべきデザインは癖があります.有名なモデルには,独特のデザインを持つ「Sturmanskie(シュトルマンスキー)」や「Ocean(オケアン)」,プーチン大統領モデルもある「President」などがあります.さらに,「SS-18」や「SS-20」は,何と軍縮においてミサイルを解体したときに出たチタンを用いてケースにしています.

これらの時計に搭載されている手巻クロノグラフムーブメント「パリョート3133」は,古きよき時代のムーブメントです.このムーブメントに関する詳しい情報は,クロノグラフのHPとして有名な「時計猿の小部屋」にあります.また,ウォッチ・ビートのNo.6から8の「オールド・ムーブメントの小部屋」にも,同じ作者による,より精密な記事があります.以下,ここでのムーブメントの情報はこれらのソースを参考にしています.


パリョートは,1976年にスイス・エボーシュ社と,日付付き手巻クロノグラフムーブメントであるバルジュー7734のライセンスの契約を結ぶと共に,その生産設備を購入しました.ですので,パリョート3133は,バルジュー7734とほぼ同じ構造をしています.ただし,パリョートにおいて独自の改良が施されています.バルジュー7734が17石なのに対し,パリョート3133はトランスミッションホイールや中間車(パーツの名称はこちらを参照してください)の軸受けなどに石を追加し,23石となっています.また,アンクル受けも,バルジュー7734の片持ちから両持ちに変更されています.さらに,パリョート3133には,ムーンフェイズを追加した25石のパリョート31679,24時間計とナイト&デイ表示を追加した25石のパリョート31682という派生キャリバーがあります.

ちなみに,バルジュー7734は,ヴィーナス188の末裔と言われています.ヴィーナス社が1948年に開発した,ヴィーナス175の後継であるカム式クロノグラフムーブメントがヴィーナス188で,これは,ヴィーナス社が倒産する1966年まで製造されました.その後,1967年からはバルジュー7730という名前で製造され,さらに1969年には,バルジュー7730の省コスト発展形であるバルジュー7733が開発されました.この7733に日付を追加したムーブメントがバルジュー7734です.なお,ヴィーナス188,バルジュー7733,パリョート3133の比較は上記「時計猿の小部屋」以外に,「CHRONOMANIA」にもあります.

ヴィーナス188は,製造コストを抑えるため,コラムホイール式よりもコストが低いカム式を採用していますが,キャリングアームやスライディングギアなどはヴィーナス175から継承しています.これは,バルジュー7730,バルジュー7733,パリョート3133の流れの中でも継承され続けました.ですので,パリョート3133は,クロノグラフのメカニズムという観点からは,なかなか素性がよいムーブメントと言うこともできます.

ちなみに,パリョート3133以前にパリョートが生産していた手巻クロノグラフムーブメントのパリョート3017も,ヴィーナス150のライセンスだとも考えられています.さらに,手巻アラームムーブメントであるパリョート2612も,AS 1475のライセンスではないか,と推測されています.これ以外にも,パリョートのムーブメントとしては,中三針日付付き手巻のパリョート2614,SU製(詳細は不明)の手巻三針ムーブメントであるパリョート3105,それから,Molnija製(モルニア.懐中時計を作っているメーカー)の手巻三針ムーブメントであるパリョート3603があります.また,最近ではETA2824-2を搭載した自動巻三針の時計も作られています.


パリョートの入手には,主に3つの方法があります.第一に日本の正規代理店から入手すること,第二に日本の輸入業者から入手すること,第三に海外で販売されているものを個人輸入すること,です.価格の面からだと第一,第二,第三の順で安価になりますが,保証の面からだと第一,第二,第三の順で安心できると思います.ただ,第二の日本の輸入業者の中には,メンテナンスを国内でするところもあります.

パリョートには,他の時計に似た意匠の時計がいくつかあります.これは,ソ連崩壊後にドイツ資本の「パリョート・インターナショナル」がパリョートの工場の側に設立され,その会社がパリョートにそのような時計のOEM生産を委託しているそうです.他の時計と似たパリョートは,個人的にはパスです.

最初に書いたように,最近のパリョートは品質が向上していると思います.それに加え,ロシア・アヴァンギャルドでもない,他の時計にも似ていない,魅力的なデザインや機能を持つ時計が増えました.例えば,24時間計を敢えて時針としたクロノグラフ・レギュレーターや,時針を短くし半円状の積算計を両端に矢印がついた針で読み取るクロノグラフなど(これら2つの時計のデザインはG.I.に由来するらしいですが),とても面白いと思います.さらに,ライト兄弟100周年モデルやKirov(キーロフ)復刻モデルのように,ハーフハンターケースを備え,しかも12時位置リューズにすることで縦目としたクロノグラフもなかなか興味深いです.復刻された「Strela」も魅力的なデザインですし,「President」は美しい時計だと思います.

ただし,2,3年ほど前と比較して,価格は明らかに上昇傾向にあります.とはいっても,他の国で製造している時計の価格も上がっていますから,相対的に手ごろな価格であることには変わりないと思います.しかも,その中身が素性がよいムーブメントです.私も少し前までは「怪しい...」と思い,手を出しあぐねていましたが,一度はまると抜け出せない魅力があると認識しました(^^).しかもお手ごろ価格な点が,それに拍車をかけそうな勢いです(^^;;;)...なお,パリョートの時計は,1モデル当たり999本限定生産となっていることが多いようです.

パリョートの日本代理店は元蔵で,一応HPはありますが,あまり情報が充実していません.代わりに,パリョートの情報が満載のHPとして,Russian Watch Online を紹介しておきます.(2004/7/18)


さらに,最近のモデルの詳細を調べるためには,こちらの Volmax のHPもお勧めです.以下の参照番号はこちらのHPを参考にしています.(2004/11/20)


Buran (ブーラン)
Ref. 3133/212 6 113
GPケース/革ベルト/ケース径38mm/厚さ12mm/手巻き

2004年に発表されたブーランです.2004年に入手しました.海外では,「スカイラーク」というモデル名が付けられているようです.この時計は,パリョートにしては珍しく250本限定で,シリアル番号は何と 002/250 でした!シリアル番号は裏蓋に刻印されています.ちなみに,ブーランとはロシア語で「吹雪」という意味だそうです.

このブーランのバリエーションとしては,500本限定のSSケース・黒文字盤(1 112B)と,同じく500本限定のSSケース・銀文字盤・楔形インデックス・12時位置ワイド日付・サファイア風防(1 114)のモデルがあります.さらに,ごく最近,250本限定のRGPケース・銀文字盤(9 115)が追加されました.デザインは50-60年代のパリョートの時計「Strela」を現代風にアレンジしたものだそうです.ちなみに,「Strela」の直接の復刻モデルも最近出ました.

文字盤は,奇数がローマ数字,偶数が楔形アップライトインデックスとなっています.文字盤は外周がエナメル調で,中央部が六角形に彫られ,その部分は円の模様が,インダイアルにも円の模様が入っています.時分針はリーフ針を二つ合わせたような独特の形をしていますが,針自身はちょっと安っぽいと思います(^^;;;).また,クロノ針の先は矢印になっていますが,矢印が指しているところにはメーター類が無いので,ちょっとユーモラスです.また,12時位置の刻印「BYPAH」はアップライトになっています.これも含めて,文字盤上に英語が一切入っていない点も,ロシア風満載です(^^).

プッシュボタンは角型で,リューズは大き目のものが装着されています.ベルト幅は20mmですが,長さは通常の20mmベルトよりも若干長いです.ケースはサイドがマット仕上げ,ベゼル・ラグ・裏側がポリッシュ仕上げの金メッキです.ケースの質感はなかなかだと思います.日付は4時5時の間にありますが,日付早送り機構はありません.

ムーブメントは,手巻クロノグラフムーブメントであるパリョート3133です.6振動,23石です.これは,その中でもパリョートにしては上質な仕上げが施されています.受けにはコート・ド・ジュネーヴというよりも,オリエントスターロイヤルと同じような筋目模様が入っています.さらに,ネジの一部は青ネジ(おそらく塗り)となっていて,受け石の赤,ホイールの黄色と相まってなかなか美しい色合いとなっています.レバー類には,機械でただ打ち出しただけではなく,きちんと手が入っているように感じます.なお,クロノグラフブリッジにはP3133,23JEWELS,10637という刻印があります.

地板には何の加工も施されていませんが,それを除けば,この仕上げはなかなかだと思います.正直,このムーブメントの仕上げのよさでこの時計を購入しました.なお,これと同じ時計でも,画像で見る限り,青ネジで無いものの方を多く見かけました.ですので,シリアル番号が若かったことが,青ネジだった原因かなぁ?と勝手に想像しています.

上にも書いたように,カム式ですがキャリングアームとスライディングギアは採用されています.また,巻き味もそうとうに滑らかです.これは意外でした.他にパリョート3133を持っていないので分かりませんが,購入先のコスモナートによると,このモデルは巻き味も通常と改良されているらしいので,この巻き味はこのモデル独特のものなのかもしれません...

上で述べた通り,この時計を選んだ一番の理由はムーブメントの仕上げのよさですが,第二の理由がそのデザインです.今まで持っていたクロノグラフのデザインがオーソドックスなものばかりだったので,多少デザインで遊んでもいいかなぁ,と思い入手しました.すると,その質感の高さに驚くと共に,言葉では表すことができない,パリョートの魅力に取り付かれてしまったようです.次々に欲しい時計が見つかります.パリョートは一種の麻薬です(^^).

ジャッケ・エトアールのヴィーナス・インペリアルと一緒に撮影してみました.並べても意外と見劣りしません.こちらに掲載しています.(2004/7/18)


Buran (ブーラン)
Ref. 3603/131 1 785
SSケース/革ベルト/ケース径43mm/厚さ10.5mm/手巻き

2003年に発表された,ブーランの三針手巻モデルで,シベリア(Siberia)というサブネームが付いています.さらに,この青文字盤から,海外ではシベリア・アイス(Ice)とも呼ばれているようです.私の好みからは少し外れる,いわゆるデカ厚時計です(^^;;;)...今回はベルニサージュから購入しました.

ブーラン・シベリアには,SSケース+青文字盤+銀ローマ数字アップライトインデックスのこの「アイス(1 785)」以外に,RGPケース+銀文字盤+金ローマ or アラビア数字アップライトインデックスの「ゴールド(9 786&7)」,SSケース+黒文字盤+白アラビア数字プリント or 銀アラビア数字アップライトインデックスの「オイル(1 783, 1 784)」,それに,日本ではほとんど見たことがない,SSケース+銀文字盤+青ローマ数字アップライトインデックスの「スノー(1 782)」というモデルがあります.すべて999本限定のようです.この時計のシリアル番号は 541/999 でした.

ケースの質感はなかなかだと思います.径は43mmですが,厚さがそれほどでもないので,フィット感は悪くありません.ただ,ステップドベゼルのため相対的に文字盤が小さく見えることとストレートラグが原因だと思いますが,見た目は大きく感じます.

文字盤は,中央に放射状の模様が入っており,9時位置に鎮座しているスモールセコンドの部分は一段下がっています.この大きなスモールセコンドが何とも好ましく思います.ここまで堂々としたスモールセコンドものは現行時計ではなかなかありません.私もスモールセコンドの時計はいくつか持っていますが,その中でもこの時計は随一のスモールセコンドだと思います.

インデックスは銀色ローマ数字のアップライトで,12時位置の BYRAH (BURAN) もアップライトになっています.6時位置にはキリル文字「Cubupo」がプリントされています.これは「シベリア」という意味だと,購入店のベルニサージュに教えてもらいました.文字盤の青は,思っていたよりも安っぽい印象でした(^^;;;)が,まさに「アイス」という表現が当てはまる色でした.銀色の針は,質感はそれほど高くはありませんが,針とインデックスの銀と文字盤の青のコントラストもなかなか美しいと思います.また,分針と秒針がきちんとインデックスにかかっていることは,個人的には大満足でした.リューズも大き目のものが使われています.

ムーブメントは,モルニア(Molnija)製の懐中時計ムーブメント,モルニア3603で,パリョート3603とも呼ばれます.なお,3602という記載もありますが,ここでは3603で統一しています.5振動,径36mm,厚さ4.6mm,18石という仕様です.ちなみに,スイス製懐中時計ムーブメントである ETA/UT 6497/8 は,5振動,径36.6mm,厚さ4.6mm,17石という仕様ですから,ほぼ同一です.

輪列受けとガンギ車受けが独立しており,ガンギ車受けにはカバーがついています.アンクル受けも ETA/UT 6497/8 と同一の両持ちタイプとなっています.耐震装置はおそらくロシア独自の変わった形のもの(ERAらしい)が採用されていて,クリックも大きなものが使われています.ネジも青ネジを採用しています.

このムーブメントが好ましい点は,何と言っても今となってはあまり見かけなくなった曲線的な形状を持つ分割ブリッジです.しかも大きなムーブメントなので,耐久性も非常に高そうです.

巻き味はさすがに懐中時計そのものでした(^^;;;)...ですので,お世辞にもよいとは思えません.ただ,かなりしっかりした巻き味です.

このモルニア3603を搭載したパリョートの時計には,現在(2004年11月)のところこのブーラン・シベリア以外に,古典的な顔つきのクラシック(Classic),飛行機が文字盤に描かれたアヴィアトール(Aviator),それに最近出たアヴィア(Avia),の4種類があります.アヴィアトールが10気圧防水で,それ以外が3気圧防水となっています.

クラシックはケース形状と針が安っぽい印象で,かつ気づいたときにはコスモナートベルニサージュでは売り切れだったので,最初はアヴィアトールを購入しようと思いました.ただ,アヴィアトールはねじ込み式リューズだということが分かって,パスしました(^^;;;)...シベリアは,ケースはさすがに大きいですが,ケース形状と文字盤デザインが好みだったので選びました.で,どうせ選ぶのであれば,他のモデルにはない文字盤の色合い,ということでアイスを選びました.

ですが,この時計はやっぱり大きい!です(^^;;;)...セイコーのオレンジ・モンスターホワイト・ナイトで重い時計にはずいぶん慣れたのですが,私にとってこの大きさは,さすがに普段使いには少し厳しいような気がします.さらに,この時計には22mmのベルトが付いていますが,このベルトが日本人には長いと思います.通常,エンドピースから3番目か4番目の小穴を利用する私でも,このベルトだと6つの小穴のうち最もエンドピース側の小穴を利用せざるを得ませんから...ただ,ベルトの質感は,上のブーラン・クロノグラフと比べるとかなり上です.

一方で,この時計の魅力は,どの時計にも似ていないオリジナリティ溢れるデザインと,搭載されているモルニア製ムーブメントだと思います.個人的には,これに大きなスモールセコンドを挙げたいです.

同じ懐中時計ムーブメントを搭載した,エポスのユニタスと一緒に撮影してみました.やはり大きさと,特に大きなスモールセコンドが際立っています.こちらに掲載しています.(2004/11/20)


Poljot International / CCCP (パリョート・インターナショナル / CCCP)
SSケース/革ベルト/縦35mm/横35mm/厚さ9mm/手巻き

正確にはパリョートではなく,ドイツ資本のパリョート・インターナショナルのCCCP.2006年ごろからちらほらと見かけました.この時計は2007年に入手しました.

文字盤にCCCPと大きく入っています.これがデザイン上のアイコンになっています.CCCPとは,ソビエト社会主義連邦のロシア語の頭文字をとったものです.今のロシアでは,このCCCPをデザインのモチーフにしたものが流行しているとかしていないとか(^^;;;)...

文字盤は中央円はシルバーのギョーシェ仕上げで,その中にCCCPのロゴとインデックスがローズゴールドのアップライトとして入っています.針も同じ色のダフィーヌ針です.この針は,価格の割りにはなかなかのできだと思います(^^).

ケースは正面部と裏面部がポリッシュ仕上げ,サイドがヘアライン仕上げとなっています.リューズガード付きのカレで,裏面はハッチのように四隅がネジ止めになっています.

CCCPモデルには,クロノグラフやモルニア搭載の手巻,ボストーク搭載の自動巻などもラインナップに入っていて,ケース形状も,こちらのカレ以外にラウンドもあります.

ムーブメントはボストーク(Wostok)のCal.2409.Russian Wristwatches によると,径24mm,厚さ3.5mmの6振動センターセコンド・ムーブメントです.

センターセコンド用のレバーも見えて,スイス・ドイツ・日本製とは一味違ったムーブメントだと思います.青ネジを使うなど,仕上もなかなか頑張っていると思います.受けには「POLJOT INTERNATIONAL」の刻印と宮殿の屋根マーク(いつ見てもこれはタマネギに見える)が入っています.

耐震装置は上のモルニアと同じく,三つ足のERAだと思います.巻き味は,ちょうどセイコーの4S手巻と同じような,「コリコリ」とした独特の感触があります.

この時計を買った一番の理由は,ボストークのムーブメントを一度は試してみたかったからです.やはり当初はCCCPのロゴに多少抵抗感がありましたけど,それにしてはかなり安価でしたし,サイズもちょうどよかったので...それに,この価格にしては,作りはかなりのものだと思います.文字盤にも細かい模様が入っていてなかなか綺麗ですし,針やインデックスも立体感があって好感が持てます.

ただ,安価と言っても,昔のパリョートから考えると,最近のパリョートはずいぶん高価になったと思います.ただ,その分,できもよくなっていますから,まだまだ魅力はあると思います.特に,スイス・ドイツ・日本製とは一味違うムーブメントが楽しめるわけですし...やはり,ロシア時計は侮れません(^^;;;)...(2008/3/27)